希硫酸中和で、
中性付近の繊細な
pHコントロールを実現。
既存の希硫酸中和装置では困難であった処理過程での中性付近のpHコントロールを可能にした中和装置、それが高撹拌高速希硫酸中和装置「pHサイクロン」です。
※特許出願済み、2018年10月現在、NETIS登録準備中
特 徴
工事現場での利用
厳しい排水管理が必要とされる
現場でも活躍。
設定した基準内のpH値にコントロール。
現場にて行う生コンクリートやモルタル工事によって発生するアルカリ性の排水は、近年のISO 14000の認証等によって自己管理の機運が高まり、法令遵守はもとより自社基準の厳しい管理が必要とされています。
今までの希硫酸装置ではpH値が下がりすぎたり、炭酸ガス中和装置では炭酸ガスを多量に消費したり処理量を目的より少なくしたりと様々な不具合が発生していました。
「pHサイクロン」は独自のシステムで原水の量とpH、中和槽のpH、希硫酸の注入量、放流槽のpH値などの装置内の全てを一括でコントロールし、設定した基準内にpH値をコントロールする未だかつてない優れた装置です。
トンネル施設などの
恒久施設での利用
中和剤に希硫酸を採用し、
ランニングコストは約50%ダウン。
トンネル周辺は降り注ぐ雨や地下水の水循環によって常に水が存在し、巨大なコンクリートの塊であるトンネルによってその水は常にアルカリ化している状態です。従来はpHコントロールの難しさから炭酸ガス中和設備が多く採用されていますが、仮設ではなく恒久施設の為、中和剤のランニングコスト等に問題を抱えていました。
「pHサイクロン」は、低装置価格の実現と中和剤に安価な希硫酸を採用しているため、ランニングコスト面で約50%以上のコストダウンを実現。
処理水のpHコントロールにおいても建設現場の強アルカリ水に対して問題なく対応できる能力をそなえている「pHサイクロン」は、恒久施設にもピッタリな装置です。
動 画
クッションタンクを利用した円形中和槽の撹拌状況